【現役7年目が語る】ママライターが挫折する5つの壁と乗り越え方|諦めそうになった私の実体験

「ライターとして働き始めたけど、想像以上に大変…」
「もう無理かも」
と、心が折れそうになっていませんか。

私もライターを始めたばかりの頃は、仕事と家庭の両立がうまくいかず、焦りや無力感に押しつぶされそうになる日がありました。「やっぱり無理かも」と思ったことも、一度や二度ではありません。

でも、そんな私でも続けてこられたのは、「壁」を乗り越えるたびに少しずつ成長できたから。ママライターの道は決して楽ではないけれど、その先には“自分らしく働ける日々”がちゃんと待っています

この記事では、私が7年間ライターを続けてきた中でぶつかった6つの壁と、それをどう乗り越えたのかを、正直にお伝えします。

目次

ママライターが挫折する5つの壁

作業時間の確保が難しい上に急な予定変更に振り回される

「今日こそ集中して書ける!」と思った日に限って、予定が狂う――それがママライターの現実です。

寝かしつけに時間がかかったり、幼稚園や学校から急な呼び出しが入ったり。ようやくパソコンを開けたと思ったら、もうお迎えの時間。

時間が足りないのに「書かなきゃ」というプレッシャーだけが積み重なり、計画通りに進まない自分に落ち込むこともあります。

収入が少なくて家族に理解されない

ライター1年目、私の月収は2〜3万円でした。

ある日、夫に「そんなに稼げないなら、パートに出た方がいいんじゃない?」と言われて、グサッときました。「家にいるんだから、もっと家事できるよね」という無言のプレッシャーも感じて、仕事することに罪悪感すら覚えていました。

「そんなに稼いでないのに、仕事時間を確保するなんて申し訳ない」そう思うと、子どもが寝た後にこっそり作業する日々。でも、疲れてすぐ寝落ちしてしまう。そんな悪循環でした。

家族の理解が得られないと、仕事を続けるのが本当に辛くなります。「私は何のためにやってるんだろう」と自問自答する日々でした。

スキル不足で単価が上がらない

ライターを始めてしばらくすると、SNSで「文字単価3円になりました!」という投稿が目に入り、落ち込む日が増えました。「私だけ成長していない」と感じながらも、どうすれば単価を上げられるのかわからない。気づけば同じような案件を繰り返していました。

頑張っても結果が出ない。時間をかけても収入が増えない。そんな日々が続くと、「私、向いてないのかも」と自信を失ってしまいます。

孤独で相談相手がいない

「この単価でいいの?」「この対応、少しおかしくない?」
そんな疑問も、聞ける相手がいない。検索しても正解がわからず、不安ばかりが募りました。

在宅で黙々と作業を続けるうちに、「自分だけができていない気がする」「何のために書いているんだろう」とモチベーションも低下。孤独との戦いは、想像以上に苦しいものでした。

書くことが苦痛になってくる

これが一番辛かったかもしれません。

気づけば、「また同じようなテーマ」「またSEOを意識して書く」その繰り返しが、苦痛に感じるようになったんです。

最初は「好きなことを仕事にできる!」と思ってライターを始めたのに、気づいたら「納期」「単価」「クライアントの要望」ばかり気にして、書くこと自体を楽しめなくなっていました。

パソコンを開くのが億劫。構成を考えるのも嫌。でも納期があるから書かなきゃいけない。そんな義務感だけで書いていました。

「好き」を仕事にしたはずなのに、いつの間にか「苦痛」に変わっていた。これが一番ショックでした。

在宅で働くママライター必見!壁を乗り越える実践ヒント

細切れ時間を活用する工夫

「まとまった時間がないと書けない」という思い込みを捨てたことが、大きな転機でした。

30分でも書く。15分でも構成を考える。細切れ時間でもできることはたくさんあります。寝かしつけの2時間を「無駄になった」と思うのではなく、「その前の1時間で何ができるか」を考えるようになりました。

また、スマホのメモアプリも活用しました。幼稚園の送迎中、病院の待ち時間、料理中。ふと思いついたフレーズや構成をメモしておくだけで、パソコンを開いたときにスムーズに書き始められます。

時間管理については、こちらの記事で詳しく解説しています。

納期管理と余白時間の確保

一番効果があったのは、納期の2〜3日前に完成させることを徹底したことです。「納期ギリギリ」はなるべく避ける。これを自分のルールにしました。

また、応募時や契約時に必ず「子育て中なので、体調不良で予定が変わる可能性があります」と伝えるようにしています。最初は言いづらかったけど、正直に伝えることで、理解あるクライアントと長く付き合えるようになりました。

週に1日は「予備日」として空けておくことも大事です。その日に他の案件を詰め込まない。余裕があるからこそ、イレギュラーに対応できます。

家族の理解を得るための伝え方

最初から家族に完全に理解してもらうのは、正直難しいものです。

私の場合、まず数字で見せることから始めました。「今月は3本納品して、2万5千円でした」と報告するだけでも、「ちゃんと仕事してるんだ」と認識してもらえます。

月10万円を超えたあたりから、夫の態度が変わりました。「すごいね」と言ってくれるようになり、週末に子どもを連れ出してくれることも増えました。時間はかかったけど、少しずつ理解してもらえたんです。

単価を上げるためのスキルアップ

一番大きかったのは、専門分野を決めたことです。

それまで「何でも書けます」というスタンスでしたが、自分の持っている資格(FP2級、宅建士)を活かして、金融・不動産に特化すると決めました。

自分の得意分野や興味のあるテーマに特化することで、仕事の質が向上し、収入にもつながりやすくなります。

専門分野の見つけ方については、こちらの記事も参考にしてください。

仲間とのつながり方

転機になったのは、X(旧Twitter)でライター仲間を見つけたことでした。

一時期はオンラインのライターコミュニティにも参加し、SlackやDiscordで情報交換や相談ができる場所を持つことで、「一人じゃないんだ」と実感できました。

今でも飲み会に参加したり、困ったときに相談しあったりすることもあり、一人で悩まなくていい安心感を改めて感じています。

それでも辛いときは

壁を乗り越える方法を6つ紹介しましたが、それでも辛いときはあります。

正直に言うと、私も7年の間に、辞めようと思ったことが何度もあります。「もっと楽な仕事があるんじゃないか」「パートに出た方がマシなんじゃないか」そう思ったこともありました。

そんな時は、仕事から離れて、自分の好きなことをする時間を作ることが大切です。

私の場合は:

  • 子どもと公園で思いっきり遊ぶ
  • 好きなドラマを一気見する
  • カフェで何も考えずぼーっとする
  • 友達とランチして愚痴を聞いてもらう
  • 夜中に好きなお菓子を食べながら漫画を読む

どれも特別なことじゃないけど、「ライター」じゃない自分に戻る時間が、心を軽くしてくれました。

息抜きは「サボり」じゃありません。頑張るための充電です。罪悪感を持たずに、自分を大切にする時間を作ってください。

でも、続けてきて良かったと思っています。

ママライターは大変だけど、自分のペースで働ける。子どもの成長を見守りながら、自分も成長できる。家族との時間も大切にしながら、自分らしく働ける。それが、私がここまで続けてこられた理由です。

無理して続ける必要はありません。休んでもいいし、辞めてもいい。でも、もし少しでも「続けたい」という気持ちがあるなら、自分を責めずに、少しずつでいいんです。

まとめ:壁の先に自分らしい働き方がある

ママライターなら、誰でもぶつかる壁があります。子どもの体調不良で納期がずれたり、家族に理解されなかったり、スキル不足で単価が上がらなかったり、孤独で相談相手がいなかったり、書くこと自体が苦痛になったり…。

乗り越え方は人それぞれです。完璧じゃなくていいし、今日うまくいかなくても、明日やればいい。少しずつ、自分のペースで前に進めば自然と形になっていきます。

ママライターとして自分らしく働ける時間を少しずつ増やせることを、心から応援しています。

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