「Webライターを始めたいけど、何から手をつければいいかわからない…」
「AIが出てきた今、ライターを始めても大丈夫?」と不安を感じていませんか。
私がライターを始めた7年前と比べると、今はまさに転換期。
AIの登場で、誰もが簡単に文章を作れるようになり、「人にしか書けない価値」が強く求められるようになりました。
つまり、これまでのやり方では生き残れない一方で、正しい方向で学べばチャンスは広がっています。
AIを活かせるライターこそ、これからの時代に選ばれる存在です。
この記事では、未経験からWebライターを始めるあなたが、遠回りせず最短で稼げるようになるための5つのポイントをお伝えします。
Webライターは未経験でも始められる?
結論から言うと、未経験でもWebライターは始められます。特別な資格や学歴は必要ありません。
ただし、AI時代の今、「誰でも簡単に稼げる」わけではなく、AIでも書けるような記事では選ばれません。正しい手順を踏んで、人間にしか書けない価値を提供することが大切です。
「今から始めても遅い?」という不安について
「Webライターはもう飽和している」「AIがあるから、今から始めても稼げない」という声を聞いて、不安になっている人もいるかもしれません。
正直に言うと、確かに以前より競争は激しくなっています。そして、AIで書けるような単純な記事の需要は減っています。
でも、人間のライターにしか書けない記事の需要は、むしろ高まっています。
取材記事や感情に訴える文章、これらはAIには書けません。また、AIが書いた記事を人間らしく編集・リライトする仕事も増えています。
変わったのは、求められるライターの質です。専門性や独自の視点を持ったライター、AIを使いこなせるライターの価値は高まっています。
これからのライターに求められるスキル
これからのWebライターに求められるのは、以下のようなスキルです。
- AIでは書けない体験談や専門知識を持っている
- AIを効率的に使いこなせる
- AI生成文章を編集・リライトできる
- 読者の感情に寄り添える文章が書ける
- SEOの知識がある
逆に、「情報をまとめるだけの記事」「誰でも書けるような内容」は、AIに置き換わりつつあります。
だからこそ、AIと共存する前提でスキルを磨いていくことが大切です。AIに情報収集や下書きを任せつつ、そこに自分の経験や専門性を加えていく――このバランス感覚が、これからのライターには求められます。
初心者が知っておくべき5つのこと
Webライターを始めるにあたって、最初に知っておくべき5つのポイントをお伝えします。これを知っているだけで、遠回りせずに効率的にスキルを磨けます。
1. 最初から高単価を狙わない
初心者がやりがちな失敗が、「いきなり高単価案件に応募する」ことです。
文字単価3円以上の案件は経験者向けが多く、初心者が応募しても通りにくいのが現実です。
私も最初は0.5円ほどの案件から始めましたが、丁寧に取り組むうちに次第に評価され、1円、1.5円と単価を上げることができました。どんな仕事でも「この人にお願いしたい」と思われる記事を書くことが、信頼と成長の第一歩です。
2. 専門分野は早めに決める
「専門分野がないと稼げない」とよく言われますが、AI時代の今、これは特に重要になっています。
AIは幅広い知識を持っていますが、深い専門性には弱いんです。だからこそ、専門性を持つライターの価値が高まっています。
自分が経験してきた仕事や業界、持っている資格や勉強したこと、趣味や興味があること、子育てや介護など、リアルな体験。これらの中から、専門分野を見つけていきましょう。
私の場合は、宅建士やFP2級の資格を持っていたので、金融や不動産の案件を中心に受けるようになり、専門分野が決まってからは文字単価も大きく上がりました。
AIには書けない、実体験や専門知識に基づいた記事を書けるライターは、確実に選ばれます。完璧に決める必要はありませんが、早めに方向性を定めることで、文字単価も上がりやすくなります。
専門分野の見つけ方について、詳しくは別の記事で解説しているので、興味があれば読んでみてください。

3. クラウドソーシングから始める
「どこで案件を探せばいいの?」と悩む人は多いと思いますが、初心者はまずクラウドソーシングサイトから始めることをおすすめします。
クラウドワークスとランサーズが代表的です。システム利用料として報酬の5〜20%が引かれますが、案件数が多く初心者向けの案件も豊富です。
応募時は、簡潔な自己紹介と応募理由、AIでは書けない自分ならではの強み(体験談や専門知識)をアピールしましょう。納期を守れること、連絡がこまめに取れることも伝えることも大切です。最初の1件が決まるまで10件以上応募することもありますが、小さな実績の積み重ねが、あなたの名刺代わりになっていきます。
4. AIツールを味方につける
AI時代のライターに必要なのは、「AIに負けない」ことではなく、「AIを使いこなす」ことです。
ChatGPTなどを使えば、構成やリサーチがぐっと楽になります。ただし、AIの文章をそのまま使うのではなく、自分の言葉で仕上げることが大切です。AIは情報を整理してくれますが、「人の心を動かす」部分は、あなたにしか書けません。AIは“下準備のパートナー”。そこに自分の体験や感情をのせることで、読者の心に届く記事になります。
ChatGPTの使い方については、別の記事で詳しく解説しているので、参考にしてみてください。

5. 継続することが何より大事
Webライターで稼げるようになるまで、最も重要なのは「継続すること」です。
Webライターを始めた人の約7〜8割が、最初の3ヶ月以内に辞めてしまうと言われています。案件が取れない、思ったより稼げない、記事を書くのに時間がかかる、フィードバックで凹む、AI時代に自分の価値が見出せない。こんな理由で諦めてしまうんです。
挫折しないためには、小さな目標を設定することが大切です。いきなり大きな目標を掲げるのではなく、「まずは1件受注する」「今月は3記事書く」など、達成しやすい目標から始めましょう。
また、SNSでWebライター仲間を見つけると、モチベーションが保ちやすくなります。私もXで他のライターさんと繋がって、励まし合っていました。
継続のコツについては、別の記事で詳しく解説しているので、挫折しそうになったら読んでみてください。

Webライターを始める具体的なステップ
ここまで読んで、「じゃあ実際に何から始めればいいの?」と思った方のために、具体的なステップをお伝えします。
ステップ1:クラウドソーシングに登録する
まずはクラウドワークスとランサーズに登録しましょう。登録は無料で、10分程度で完了します。
プロフィールは丁寧に書きましょう。実績がなくても、「これから頑張ります」という熱意と、「AIでは書けない、自分ならではの強み」を伝える内容にすることが大切です。
ステップ2:初心者向け案件に応募する
文字単価0.5円〜1円、初心者歓迎の案件を探して、5〜10件応募しましょう。
応募文は、丁寧に、誠実に。実績がないことは正直に伝えつつ、「納期を守ります」「こまめに連絡します」「AIに頼らず、丁寧に執筆します」といった姿勢をアピールしましょう。
ステップ3:初案件を丁寧にこなす
初めての案件は、とにかく丁寧に。わからないことは遠慮せず質問して、クライアントの期待を超える記事を納品しましょう。
AIを使う場合は、以下の点に注意すること
- クライアントにAI使用可能か確認する
- AIの出力をそのまま使わない
- 必ず自分の言葉で書き直す
- 事実確認を徹底する
修正依頼が来ても凹まず、学びのチャンスと捉えましょう。私も最初は何度も修正依頼を受けましたが、そのたびに成長できました。
ステップ4:実績を増やしながら専門分野を決める
最初の案件がうまくいったら、同じクライアントから継続案件をもらえないか相談してみましょう。
並行して、新しい案件にも応募を続けます。実績が1〜2件あるだけで、採用率がグッと上がります。
この時期に、「自分が書きやすいジャンル」「興味が持てるジャンル」を見つけて、専門分野を絞り始めましょう。
ステップ5:単価交渉・単価アップ案件に挑戦
実績ができたら、少しずつ単価を上げていきましょう。
既存クライアントに単価交渉をするか、文字単価1.5円以上の案件に応募してみてください。実績と専門性があれば、採用される可能性が高まります。
AI時代だからこそ、専門性と実績がある人は選ばれます。自分の強みを活かせる案件を積極的に狙っていきましょう。
まとめ:AI時代だからこそ、人間の価値が光る
Webライターは、未経験でも始められる仕事です。でも、AI時代の今、「簡単に稼げる」わけではありません。
最初の数ヶ月は、思うように稼げなくて不安になることもあると思います。「AIがあるのに、自分にできることなんてあるのかな」と感じることもあるかもしれません。
でも、正しい手順を踏んで、諦めずに続ければ、確実に収入は上がっていきます。
大事なのは、以下の5つです。
- 最初から高単価を狙わず、実績作りを優先する
- 専門分野は早めに決める
- クラウドソーシングから始めて、AIとの差別化を意識する
- AIツールを味方につける
- 継続することが何より大事
AIは脅威ではなく、あなたの仕事を効率化してくれるパートナーです。でも、最終的に読者の心を動かすのは、人間が書いた、温度感のある文章です。
体験談や専門知識、読者への共感。これらは、AIには真似できない、人間だからこそ持てる強みです。
AI時代だからこそ、人間にしか書けない文章を大切にしていきたいですね。あなたがWebライターとして活躍できる日を、応援しています。