こんにちは、ゆり(@orise_yuri)です*。
転勤族の妻、というだけで何かと苦労している人も多いですよね。
コミュニティもその都度作らなければいけないし、何かあっても実家を頼ることもできない。
そして、働きたくても現実的に考えて正社員は無理。

まして子どもがいると、なおさら仕事なんて無理。
現に私も転勤族の妻であり、2人の子どもの母でもあって。
これからなにかとお金がかかるし、ゆくゆくは仕事をしたいけれど現状では難しい。
そんな悩みを抱えながらできることを探した結果、WEBライターとしてここ2年ほどお仕事をしています。
今回の記事では数ある在宅ワークの中から転勤族妻&専業主婦だった私が、WEBライターを選んだ理由と現状について実体験をもとにまとめてみました。
転勤族妻はキャリア形成が難しい

転勤族の妻である以上、旦那さんに辞令が出れば基本的には否応なしに引っ越しをしなければなりません。
私も娘の妊娠&主人が転勤族であったことをきっかけに、正社員というステータス を捨てました。
また、一度仕事を辞めた経験がある方ならわかるかと思いますが、一度正社員から外れるとまた元に戻ることは非常に困難です。

企業も、転勤族でいつ辞められるかわからないママを採用したいと思わないよね…
でも、これから生きていくうえでお金は必要だし、できることなら仕事がしたい。
そんな私が目を付けたのが 在宅ワーク でした。
在宅ワークから消去法でWEBライターを選んだ
さて、在宅ワークと一言でいっても世の中にはいろんな仕事があります。
ここでは、主な仕事をいくつかピックアップしてみました。
私の場合、絵も描けないし、プログラミングの知識も皆無。そしてハンドメイドなんてもってのほか。
そんなときにふと思ったことが一つ。

パソコンは好き、タイピングも苦にならないし人より打つのが早いかも。
「それだけ?」と思うかもしれませんが、他に特に秀でているものがなかった私は消去法でWEBライターとしてスタートを切ることを決めました。
WEBライターはWEBサイト上の文章を書く人のこと
WEBライターとは、WEBサイト上の文章を書く人のことを指します。
TwitterをはじめとしたSNSやWeb媒体が急速に発展してきた昨今、WEBライターの需要は増加傾向にあるんだとか。
実際、わたしもWEBライターをはじめて2年ほど経ちますが、WEBライターの求人を目にする機会が増えた気がしています。

PCとネット環境さえあれば、誰もが「WEBライター」として活動できるよ
クラウドソーシングを利用してWEBライターのお仕事をゲット
私は最初に、「クラウドワークス」というクラウドソーシングサイトを使って、WEBライターのお仕事を見つけました。
クラウドソーシングとは、業務委託の依頼側と受託側を第三者が仲介してくれるサービスのことです。

いくつか案件を見て、最初に受けたライターの案件は一文字0.5円のライフハックに関する記事でした。
文字単価だけ見ると安いと感じるかもしれませんが、2,000文字程度の記事を書いて1,000円もらえたときの感動は今も覚えています。

記事を書いてお金になるんだ…!って思ったよね。
書くことが好きだったのもあるかもしれませんが、家でも仕事ができる という自信に繋がりました。
WEBライターとして独立するには「学ぶ姿勢」が大切

今でさえ、開業届を出して個人事業主になった私ですが、すんなりこれたかといえばそうではありません。
WEBライターとして収入を上げていくためには、ある程度の努力が必要です。
私の場合ですが、WEBライターとしてスタートを切ったばかりのころは 月収3万円いくかどうか… という感じでした。
最近ではWEBライターになるためのオンラインサロンやスクールもあるようですが、まずは自力でやってみてほしいなと思います。
ここでは私がやってきたことを5つ、取り上げてみました。
- 上手いなと思う人の文章を研究する
- ライティングに関する本を読む
- 文章を添削してもらう
上手いなと思う人の文章を研究する
ライティング関連の本もいくつか読んできましたが、お手本となる人を見つけることからスタートするのをおすすめします。
ここでいう、「お手本となる人」は 自分が読みやすいなと感じる人のこと です。

この人の文章好きだなーって感じる人を見つけてみてね
よいと思う人が見つかったら、次の点に注意しながら文章を読んでみてください。
- 一文の長さはどのぐらいか
- 語尾が連続していないか
- 主語と述語の距離は近いか
- 句読点が乱用されていないか
- 専門用語や難しい用語が使われていないか
おそらく、読みやすいなと感じる人の文章は上記のような特徴があるケースが多いかと。
読みやすい文章の作り方については別記事でまた詳しく書こうと思っていますが、一文に情報を詰め込み過ぎない ことが大切です。
また、その人の文章と自分の文章を比較して、どこが違うのか研究するとさらに学びになります。
ライティングに関する本を読む
上手い人の文章に触れたら、次にライティング関連の書籍を読んでみましょう。
とはいえ、いったいどのあたりの本から読めばいいのかわからないと思うので、いくつかご紹介します。
「文章術のベストセラー100冊」のポイントを一冊にまとめてみた
周りと差のつくライターになりたい方向け。
ライティングの本を100冊読む労力を、この1冊にあてるだけで済む。

いつも手元に置いてある私のバイブル的な一冊。
「文章起業」で月100万円稼ぐ!
WEBライターの基礎から知りたい方向け。
この本を読むだけで、稼げるライターの思考回路 が手に取るようにわかります。

文章でお金を稼ぎたいと思っているなら、必読の一冊。
文章を添削してもらう
ライターとしてある程度活躍している人に、文章を添削してもらうのもひとつの手。
私がまだ駆け出しのころ、先輩ライターさんに見てもらったことがあるのですが、とても役に立ちました。
また、案件に応募したとき、フィードバックをくれるクライアントさんは貴重な存在です。
赤ペンばかりで気落ちすることも多いかもしれませんが、指摘されたところをしっかりと受け止め、直していくことで自分の文章に磨きがかかります。
WEBライターは自分にとって天職だけど決して楽ではなかった

WEBライターが少しずつ世間に認知されるようになるにつれ、楽して稼げる とか 誰でもできる といった文言をよく見かけるようになりました。
でも、声を大にしてこれだけはいいたい。

WEBライターは楽に稼げると思ったら大間違い、それなりに大変です。
「文章を書く」ことは思っている以上の頭脳労働で、誰でもなれる分、離職率も高い仕事であることも事実。

実際、思うように成果が出なくて去っていった人もたくさん見てきました
それでも私はWEBライターという仕事が好きですし、ここまで頑張ってきてよかったと思っています。
私が稼げるようになるまでの道のり
今でさえ、開業届を出して月に安定して15万円前後稼げるようになった私ですが、ここまでくるのにそれ相応の労力と時間がかかりました。
ここでは私が稼げるようになるまでの道のりを、ざっくり振り返ってみようかなと。
とにかくかいて基礎を固める
前述したように、最初に受けた案件は 一文字0.5円 でした。
そこから1年ぐらいは0.5円から1円でひたすら書き続けた記憶があります。

もうこの期間は「修業期間」と思って、とにかく書いた。
でも、単価が安いからといって稼げないわけではなく2000文字で0.8円の案件を10本書くと、次のようになります。
2000文字 × 0.8円 × 10本 = 16,000円
内容的には書きやすい案件だったので、頑張れそうな日は一日2本程度まとめて執筆していました。
ブログをはじめてWPの操作やSEOを学ぶ
ここのステップは正直、人によります。
でも、私はWPでブログを立ち上げるという経験を積んでおいて良かったな。

SEOライティングも身につくし、案件によってはWP入稿必須の場合があるよ
WPでブログを立ち上げるにはサーバーを取得して、ドメインを作るといった手順が必要になります。
また、記事を書いていく中で「Google アナリティクス」や「サーチコンソール」といったツールも欠かせません。
それらはただWEBライターをやっているだけでは勉強がしづらく、実際に自分でブログを作って手を動かすことをおすすめします。
専門性を活かして案件を探す
私の場合、「FP2級」や「宅建士」といった資格を所持していたこともあり、金融と不動産ジャンルを中心に案件を探していきました。
そこまでの下積みも功を奏したのか、この頃は文字単価が2円前後に。
ただ、よく言われることですが
「資格を持っている=いい文章がかける」ということにはなりません。

資格はあくまでもサブ的な位置づけだよ
また、現時点で資格を持っていなくても 専門性を身につけることは可能 です。
ただし、専門性を持つことによるデメリットもあるので、詳しくはまた別記事で解説します。
記名記事を増やして直接取引へ
WEBライターにとって 記名記事の獲得 はマストといっても過言ではありません。
記名ではない記事の場合、自分が書いたという証明ができないため、ポートフォリオに載せても意味がないからです。
また、クライアントさんによっては記事をライターさんに頼んでいると表向きには知られたくないと思っているケースも。
そのため、ポートフォリオとして紹介できる記名記事を獲得することがなによりも大切です。

ただし、記名記事はそのぶん責任も重くなることは肝に銘じておこう

ある程度継続案件が増えてきて、稼ぎが安定してきたら 直接取引を増やす とよいでしょう。
クラウドソーシングを経由すると20%前後のシステム手数料が取られてしまうことが多く、思うように手元にお金が入ってきません。
そこで、クラウドソーシングを介さずに直接取引とすることで手数料を取られず、報酬をそのまま受け取れます。
育児とWEBライターの両立には配偶者の理解が欠かせない

WEBライターを始めた頃はまだ一人目の妊娠中で、子どもがいませんでしたが、今は1歳の息子と3歳の娘がいます。
また、保育園利用なしでWEBライターをしているため、基本的には息子が家にいる状態。

娘はこの春から年少さんになりました*。
そのような状況下なので、私の仕事時間は基本的に 夜中 か 明け方 です。
とはいえ、連日そのペースで仕事をするのは体力的にも限界があり、週末主人が休みの時に少し仕事時間をもらうことも。
元々はWEBライターという仕事に懐疑的でしたが、今となってはよき理解者です。
子どもがいるにせよ、いないにせよ、体調不良等の予期せぬ出来事があればスケジュールがずれてしまうことも珍しくなくありません。(個人でやっているからこそな部分ですね…)
そうしたときに備えて、配偶者の理解を得ておくことも大切だと感じています。
私のスケジュールについては次の記事で解説しているので、よければ参考にしてください。
≫「在宅WEBライターをしている私の1日のスケジュールを公開」
在宅ワークがしたい転妻・育児中の専業主婦にとってWEBライターは選択肢のひとつ

今回は転妻&育児中の専業主婦だった私が、WEBライターとして独立するまでをご紹介しました。
WEBライターは誰でも簡単になれる一方で、一定金額以上を稼ぐことはそう簡単ではありません。
ただ、やる気と戦略の立て方次第でいくらでも可能性のある仕事だと思っています。

大変なことも多いけど、なんやかんや今が一番楽しい。
このブログでは一緒にWEBライターとして頑張っていきたいママさんを全力で応援します。
そのため、いま私が持っている知識やノウハウは、ここにすべて書き綴っていくつもりです。
この機会にぜひ、WEBライターとして一歩踏み出してみませんか?
コメント